2010年03月27日

<地下鉄サリン>被害者ら福島担当相に支援充実要望(毎日新聞)

 地下鉄サリン事件から15年を迎えた20日、被害者と支援団体が東京都新宿区で集会を開き、出席した福島瑞穂消費者・少子化担当相に支援の充実を求める要望書を手渡した。

 集会には約70人が参加。犯罪被害者対策も担当する福島担当相と、松本サリン事件を含む被害者の無料検診を実施しているNPO法人「リカバリー・サポート・センター」(東京都新宿区)の木村晋介理事長が対談した。木村理事長は、被害者の多くが「体がだるい」や「目が疲れやすい」などの後遺症を抱える現状を踏まえ▽被害者から相談を受ける窓口として各地の法テラス(日本司法支援センター)活用▽医師に加え弁護士やケースワーカーなど多様な専門家によるサポートチームを創設▽支援団体への財政援助−−などを求めた。

 福島担当相は「被害者に応じた支援ができるよう複数の専門家によるチームを作り、法テラスのようなところに配置するのもいいかもしれない。検討したい」と答えた。

 また、松本事件の被害者の河野義行さんや、被害者の検診をしてきた医師らによるシンポジウムもあり「民間支援団体と行政の連携が不十分で、連携を強める仕組みを作るべきだ」などの意見が出された。【堀智行】

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2010年03月26日

ダイヤ優先、規定違反6件…大阪の地下鉄事故(読売新聞)

 あわや衝突という事態を招いた15日の大阪市営地下鉄のポイント損傷事故は、少なくとも運転指令による六つの運転規定違反が重なり、引き起こされたものだった。

 運転士も不適切な対応を繰り返していた。安全輸送が使命である公共交通で同時多発的に起きた人為ミス。これまでの市交通局の調査からは、ダイヤ維持を気にするあまり、客を乗せた故障車両への対応を怠った実態が浮かび上がってきた。

 ◆指示なし運行◆

 事故があった長堀鶴見緑地線には、251条からなる運転規定がある。自動列車制御装置(ATC)の故障や地震、浸水などあらゆるトラブルに対応したマニュアルだ。

 規定に沿って事故を検証すると、午前5時27分、始発電車は車両故障で走行不能となったため、運転指令はATCを解除させたうえで、出発許可を与えた。指令はその後、駅やポイントごとに次の区間に進むか、その場で停止するかを逐一指示しなければならなかったが、指示しなかった(94条違反)。

 さらに、始発電車について、指令による指示運行に切り替えたことを全列車と関係駅長へ通報しなかった(97、98条違反)。

 指令はその後、ポイント2か所の切り替えを忘れた(169条違反)うえ、線路脇の緊急時信号「手信号代用器」も使わず(167条違反)、代替電車が入っていた門真南駅の同じ区間に始発電車の進入を許した(91条違反)。

 ◆運転士油断◆

 運転士も規定違反ではないものの、不適切な対応を重ねた。無理な通過でポイントを損傷させた際、始発電車の運転士は「少し衝撃があった」と異常を感じたが、運転指令に報告せず運行を続けた。同局の運転管理担当者は「始発電車なので、前方に電車がいないという意識が働き、漫然と進んだ可能性がある」と指摘。

 ATCが異常を感知し、損傷したポイント前で停止した後続電車も、運転指令の指示でATCを解除した後、「指示なし運転」でポイントを通過。始発電車と同様、手信号代用器は使われなかったのに、運転士が運転指令に問い合わせることはなかった。

 ◆組織の緩み◆

 指令員3人は「代替車両や乗務員の手配、追加ダイヤの作成に追われ、焦って忘れた」と証言した。過密ダイヤを余儀なくされる都市圏の鉄道網では「所要時間を厳守しなければならないプレッシャーがある」(ベテラン運転士)という。

 同局では、安全対策として、2008年度から軽微なミスであっても「事故の芽」として報告させ、局内で分析する取り組みを始めた。08、09年度で約50件の報告があったという。

 一方、同局では09年度、覚せい剤所持や不正乗車など服務規律の乱れが目立ち、13人が懲戒処分を受けた。

 平松邦夫市長は「現場が緩みすぎている。今回の事故を軽く見るようでは終わりだ」と怒りをあらわにし、研修や教育のあり方を早急に見直すよう指示した。

 ◆大阪市営地下鉄のポイント損傷事故=始発電車が京橋駅出発直後の15日午前5時27分にATCと車内信号などの車両故障で停止。ATCを解除して走行を続けた。運転指令が引き込み線から代替電車を進入させた後、ポイント2か所を切り替え忘れ、始発電車が鶴見緑地駅手前のポイントを損傷。代替電車の手前70メートルで緊急停止した。上下線132本が運休するなど5万7000人に影響した。

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2010年03月25日

民主、役員会で生方氏留任を確認へ 小沢氏は4時半から会見(産経新聞)

 民主党は23日午後5時から、役員会、常任幹事会を相次いで開き、小沢一郎幹事長を批判したとして解任が内定していた生方幸夫副幹事長の続投を確認する。また、小沢氏は同日午後4時半から定例の記者会見を行う。

 小沢氏が23日、生方氏を解任しない方針に転じたため。生方氏は同日午後、小沢氏から直接、続投要請され、「わかりました。もう一度おってくれといわれれば断る理由はない」と応じた。

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